ペルシャ絨毯の特徴
ペルシャ絨毯の特徴 [生産地別]
【カシャーン】
イラン中部に位置し、最古の歴史を誇る絨毯の産地。
デザインの奇抜さよりも古典的な絵柄、色調で安定した
人気を誇ります。
【タブリーズ】
イラン西部、トルコ、アゼルバイジャンなどに近い地域で、
シルクロードではイランの西の玄関に位置し、
古くから交易の街として栄えました。
デザインの豊富さにも目を奪われますが、伝統的な柄も多く
幾何学模様も有名です。
繊細な美しさが醸し出す写実的な絵画絨毯が得意な産地です。
【イスファハン】
イラン高原中央部のイスファハンは首都テヘランから南方約360kmにあり、ザクロス山脈群の山々に囲まれた
標高約1,600mの盆地状の高原にあります。
サファビー朝の財力をつぎ込んで作られた世界で最も美しい都市といわれた町。精密な織りと豊かな色調が特徴の絨毯です。
【ナイン】
イスファハンの東側に位置する都市。
ベージュや濃紺を基調とした、上品で飽きのこない色柄が特徴で正統派好みです。
日本の住宅に、最もよくマッチする絨毯です。
【クム】
イスラムの聖なる都として歴史のある街。
シルクの絨毯の産地としては約90%がここクムから世界各地に輸出されます。
華やかで多彩な文様のシルク100%の産地として有名です。